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295 2009 11 15 里木について

 今回も十二国記の話。

今回は里木の話。

この世界の生物は母の腹から生まれない。

この世界の生物は木に生る。


人も獣も妖魔も麒麟も。

木になる。

これが気になるシステムの二つ目。

夫婦は子供がほしくなったら、

里に一つある木、里木にいって頼む。

すると、それが許可になると実ができる。

数か月間それを大切にさすり続けると、

子が生まれる。

その子は見事その夫婦の子になるという仕組み。

もちろん、ほかの動物も同じ。

妖魔は確認は全くされてはいないが、

この世界なら、木になるはず。

麒麟の場合は親はいない。

黄海の蓬山にある唯一麒麟がなる木になる。

親いない。


そしてこの木は特別で、

この木を中心に町ができる。

この木の下では妖魔に襲われない。

この木が見える範囲では争う気にはならないよう。


でできた子供なんだが、

もちろんなのかはわからないが、

親に似ていない。

むしろ似ていることは不自然。

親と子は似ないものという常識。

親と子の髪の色が違う。

親と子の種族が違う。

こんなことも不自然ではない世界。


人の愛情は見た目が似ていることとは何のかかわりもない

ということの証明になりえるかな?


とにかく子供は腹から生まれない。

向こうの人から見ると腹から生まれる方が気味が悪いらしい。

個人的はどちらも不思議このうえない。

生命の神秘ですな。

たしかに木からできた方がうつくしくは見えるのかもしれない。

人体は近くて、人体は汚い。

人体は親しく、人体は臭い。

人体は面白く、人体は恐ろしい。


生に焦れるものは人は保てるか・・・。

では次回は気になるシステム3。
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珍入

「麒麟」という単語に惹かれました
珍しい動物でしたっけ?
できれば詳細をおしえていただけますか?
Re:珍入


基本的には伝説的生き物の一つです。

有名どころではキリンビールのラベルに描かれているのが、麒麟です。

今回は十二国記の話ですからこの世界的には、

金色の髪の神獣で

慈愛の塊、仁の生き物、民意の具現化

弱点は血に弱い

戦場なんてもってのほか

という不思議な生き物。

日本にいてもとっくに失道していると思うが・・・・。
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